初心者の中国株長期投資

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【香港証券取引所(00388)】 上海の復権〈4〉上海と香港の共存共栄

-がんばれ、中国株長期宣言!!-

 2008年12月13日付Qさん(邱永漢先生)のコラムサイト「Hi-Q」の中のQ&A「ハイハイQさんQさんデス」に次のような質問が寄せられました。
「香港といえば金融というイメージですが、現在中国政府の動きからは金融の中心を上海に移そうとしていますので今後主要な金融機能は上海に集中して街としての香港はもとより、株式市場としての香港市場も閑古鳥が鳴くのではないだろうか、ということを懸念しております。
先生の0388香港証券取引所の見通しと、香港株式市場との中国政府、上場企業との今後の関係がどうなるのか見通しをお聞かせいただければと思います」
 この質問に対してQさん(邱永漢先生)は次のように答えました。
「香港取引所の株価が安くなったところに目をつけることには賛成です。
これで世界中の株式取引が終ってしまうわけではないし、香港は今後も世界中の投資資金が集まるところですから、ここの株は投資の対象になると思います。 香港が将来どうなるかということについては、あなたが考えるほど世の中は単純に出来ておりません。あなたは中国の政府は金融の中心を上海に持っていくと勝手に思い込んでいるだけのことで、中国の政府がそう考えているわけではありません。もっと複雑な要素が中国の政府を動かしているし、その要素も刻々と変化していきますので、そう簡単にこうだと決めつけないで下さい」
 ところが事態は、質問者が勝手に思い込んでいる方へ傾き始めてしまったのです。
 はたして、上海の国際金融都市化により、香港はその役割を終えてしまうのでしょうか。
 2002年3月8日付「実事求是」は次のように報じました。
 「中国は人口13億人の大国であり、その経済発展が順調に進めば香港と上海の両方が発展できる余地は十分あるはずであり、ゼロ・サム・ゲームの発想は必ずしも当てはまらない 伸び率で比較すると、確かに、近年上海の飛躍が目立っているが、人材、法律、言語、通貨、インフラなどこれまで蓄積したストックの面における香港の優位は簡単には揺るがない」
 また、2007年7月24日付「北京週報日本語版」は次のように報じました。、
 「北京師範大学の賀力平教授は『上海は香港と競争する必要はない。中国は2つの国際金融センターを完全に受け入れることができるからだ。上海が現在すべきは学ぶことであり、香港の先進的な金融刷新の理念、管理や技術を学ぶことだ』と強調する。 中国の法治はますます健全化し、金融市場もより開放され、透明になり、自由に流動できる資本と自由に両替できる通貨という香港が備える条件を将来、上海も備えるだろう」
 さらに、2009年3月26日付「人民網日本語版」において、清華大学ブルッキングスセンターの主任を務める肖耿教授は次のように語りました。
 「国際金融センターの上海への建設は、国際金融センターとしての香港の地位を弱めることにならないか。前出の肖教授は、『そうならないだけでなく、互恵的なウィンウィン関係を実現できる』と語る。
 香港証券取引所での勤務経験もある肖教授によると、上海には大陸部での絶対的な優位性があり、香港には上海にない国際資源という優位性がある。上場国有企業などの上海が持つ資源を香港は持っていない。上場外国企業や取引銘柄、監督制度など香港が持つ優位性を上海は持っていない。この2つの優位性を互いに補い合うことができれば、これを分かち合うことができるだけではなく、ウィンウィンの関係も実現できる」
 つまり、上記3つの情報は同じ意見であり、以下のようにまとめてみました。
 中国は人口13億人の大国あり、その経済発展が順調に進めば、上海と香港の優位性を互いに補い合うことによって、2つの国際金融センターが成り立つ、ということになります。
 そして、2009年4月3日付「サーチナ」は、上海国際金融センター建設に対する香港行政長官のコメントを「香港行政長官『上海と共存共栄できる』-長所を補完」と題して次のように報じました。
 「香港特区政府の曾蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は4月2日、中国政府が上海を国際金融都市へと育成していく方針を打ち出したことを歓迎したいとの意向を示した。4月2日付で中国国営の新華社通信が伝えた。
 曾氏は『香港は他のアジア金融センターによる挑戦を恐れていない。なぜならば香港と上海は長所を補いあえば良いからだ』と指摘。また『それは英ロンドンが仏パリや独フランクフルトを恐れていないことと同じだ』と語った」

【保有中国株香港証券取引所(00388) 東方電気(01072)

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